妊婦歯科

お腹の赤ちゃんのためにもママの口腔ケアはしっかりと

妊娠中はホルモンバランスの変化から体調管理がしにくくなり、デンタルケアもままならないということがよくあります。また、つわりがひどい方の場合は歯ブラシをお口に入れることさえつらくなり、1回に食べられる量が減って食事の回数が増えることもあるので、非常に虫歯や歯周病になりやすい状況です。しかし、妊娠中の虫歯や歯周病はお腹の赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼすことがあるので、軽く考えてはいけません。
都筑ふれあいの丘駅徒歩10秒の歯医者「みつい歯科クリニック」では、妊娠中の方の治療はもとより、お口のトラブル予防に役立つケアにも力を入れています。お母さんと赤ちゃんにとってデリケートな時期だからこそ、しっかりとお口の中の健康管理をしたいものです。当院では、マタニティデンタルケアに役立つさまざまなアドバイスを行っています。気になることがあれば、何でもご相談ください。

妊婦性歯周炎をご存知ですか?

近年、歯周病菌が全身にさまざまな悪影響を及ぼすことが問題視されるようになり、妊婦さんへの注意喚起も活発に行われています。そのなかでも特に注意していただきたいのが、「妊娠性歯周炎」です。妊娠性歯周炎とは、妊娠中の女性に起こりやすい歯周病トラブルのこと。妊娠中はホルモンバランスの変化によって免疫力が低下することから、歯周病が発症・進行しやすい状態にあります。
妊娠性歯周炎になると、口腔内の歯周病菌が増加します。この歯周病菌が血管内に侵入すると、子宮収縮を促すホルモンに似た物質を分泌。これを受けて身体が「出産準備が整った」と勘違いしてしまうと、早産や低体重児出産を引き起こしてしまうのです。

 

※日本臨床歯周病学会のHPより引用
妊娠性歯周炎になった妊婦さんは、そうでない妊婦さんと比べて早産・低体重児出産のリスクが約7倍高くなるというデータもあります。これは、喫煙や飲酒、高齢出産よりもはるかに高い数字なのです。妊娠性歯周炎は歯周病と同じく、適切なケアによってしっかり予防できる病気です。当院では妊娠中のお母さんの身体にしっかりと配慮しながら、適切なデンタルケアをご提供しています。妊娠していることがわかった方、またこれから妊娠の予定がある方は、まず当院にご相談ください。

つわりでブラッシングができなくなった方へ

つわりがある時期のお口のケアはとても大変です。歯みがき粉の味やにおいに敏感になり、これまでのようにブラッシングができなくなるという方も少なくありません。無理のない範囲で工夫して、できるだけお口の中を清潔に保つようにしましょう。
  • 低刺激の歯みがき粉・香料を使わない歯みがき粉を使う
  • 歯みがき粉自体がダメな場合はブラッシングだけでOK
  • 歯ブラシのヘッドを小さめのものにしてこまめにみがく
  • うがいでお口の中から食べかすやプラークを洗い流す
  • うがいもダメな場合は小さめの氷を舐めるのがおすすめ
  • 入浴時や音楽を聞きながらなど、焦らずリラックスした時間にブラッシングをする

妊婦さんの歯科検診について

 

 

妊婦さんは虫歯や歯周病になりやすく、お口のケアも大変なので、積極的に歯科医院を活用していただくことをおすすめします。妊娠5~8ヶ月頃の妊娠中期(安定期)に入れば、つわりなども落ち着いてある程度の歯科治療が可能になります。出産後は赤ちゃんのことに追われて自分のこともままならない状況になるかもしれませんので、その前に一度当院へお越しください。虫歯や歯周病は、しっかりと治しておくことが大切です。

無料で受けられる妊婦検診

横浜市都筑区の歯医者「みつい歯科クリニック」は、横浜市妊婦健康診査の対応機関(妊婦歯科健診実施医療機関)として妊婦歯科健診を行っています。横浜市内に住民登録をしている妊婦さんは、妊娠期間中に1度、当院の歯科健診を無料で受診していただくことが可能です(健診時は妊婦歯科健診受診券、母子健康手帳、産婦人科の診察券を忘れずにお持ちください)。この機会を利用して、歯とお口の健康チェックをしてみましょう。
※健診の結果、治療が必要な場合は、医療保険による治療費がかかります。