症例紹介

2015.05.30

左下第一大臼歯の二次カリエスをCERECでセラミック修復した例

こんにちは、都筑ふれあいの丘駅前みつい歯科クリニック院長の三井です。
本日は左下第一大臼歯インレー下の二次カリエスに対しCERECでセラミック修復を行なった例をご紹介させていただきます。

左下の奥歯で咬んだ時に違和感を感じるということでいらっしゃいました。
左下第一大臼歯にメタルインレーが装着されています。肉眼では異常は見られません。
レントゲン写真を撮影し精査したところ、第一大臼歯メタルインレー下のカリエス(虫歯)が疑われました。
過去に行った処置でかなり神経に近い所まで削ってあるように見受けられます。

 

 

メタルインレー・セメントを除去するとカリエスを発見しました。
う蝕検知液での染め出し、カリエス除去を慎重に繰り返していきます。
カリエス除去後、コンポジットレジンでビルドアップし違和感が消えるか、痛みがでないかの経過を観察します。

 

 

経過観察を行い、違和感・痛み等が出ていないことを確認し、CERECでセラミック修復を行いました。

左下第一大臼歯・セラミック修復物装着時

術前・術後の比較です。

左下第一大臼歯・術前

左下第一大臼歯・術後

 

かなり大きなカリエスでしたが術後の違和感等も出ておらず、なんでも咬めるとおっしゃていました。
神経を残し、虫歯が再発しにくいセラミック修復を行うことでことで、
この歯が将来抜歯になるリスクを下げられたと考えています。